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2008年04月10日

Eric Benet / Harricane

今日は黒人R&Bシンガー、Eric Benetのアルバム「Harricane」をご紹介します。

Harricane
このアルバムはアメリカの大御所プロデューサーDavid Fosterのプロデュースです。多分、ピアノも彼がプレイしているんじゃないかな?
曲はアルバム全体を通して比較的ポップに出来上がっていて、昔からのEric Benetのファンのい一部からは「泥臭さが消えてしまってものたりない!」とブーイングがあるようですが、ボクはDavid Fosterサウンドのファンでもあるのでむしろこっちの方が好きなくらいです。(笑)

さて、彼の声の特徴についてです。
彼はリリックテナーに分類され、さらにその中でも声は高く、細い声をしています。
ですが、黒人音楽のスタイルの一つでもある「少しだけ喉仏を下げ気味に歌う(ロウ・ラリンクス)」事によって、それでもリッチな響きを作り上げています。

14の「Still With You」を例にとってみましょう。

前半は比較的に息混じりの声や全体的に軽い声(ライト・ミックス)で歌い上げています。

2:13〜のフレーズが非常に特徴的なのではないでしょうか。
声のエッジ成分を若干強くし、さらにロウ・ラリンクスを作る事で「強くて太い声(ハード・ミックス)」で歌っています。

そして発音によく注意して聞いてみてください。
「I know you'd do the same」のSameを「セイム[seIm]」ではなく、「スィーム[sI:m]」のように発音しているのが聞こえるでしょうか。
Sameの中に含まれる母音「え[e]」は高音で大きく拡がり、チェスボイスに引っかかってしまい、最悪、「あ[a]」に変わってしまい、「サイム[saIm]」に聞こえてしまいます。
ですのでそれを防ぐため微妙に母音を変えて乗り切っているんですね。
お見事!!(^_^)v

母音を狭めるテクニックというのは特に高音で強い声を出す時に必要とされます。
彼の発声や発音には驚くほどたくさんのトリックがつまっています。
ぜひ彼の歌声をよく聞いて分析してみてくださいね!


Singer: Eric Benet
Album: Harricane





posted by ヒロキ at 15:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめ音楽
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