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2008年03月01日

リップロールってなんのためにするの!?

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リップロールってなんのためにするの!?」

こんな質問をレッスンのでよく聞きます。
すご〜く良い質問だと思います。
なぜなら、リップロールなんて歌の中では絶対使わないものをレッスンでは必ずやるんですから!(笑)

リップロールを知らない方へ、リップロールとは唇を息でプルプルプルプル〜と動かす事を言います。
子供の時、みなさんもこれをして遊んだ事はありませんか?
ちょっと鼻がかゆくなってしまうやつですね。(笑)

最近では発声教育の現場でもよく見るものですね。

では、みなさんはなんの目的でリップロールをするかご存知ですか?
息を強く出すための練習? 唇のリラックス?

ブーーーーーッ はずれです。(笑)
特に「息を強く出すための練習」と見て「うんうん」とうなずいてしまったアナタ!
今の理解は非常に危険ですので、ここからの文章を特にじっくりと読んで理解をしてくださいね。

以前にボクは「まったくエクササイズの目的のわからない状態で練習に臨むと間違った方法で練習してしまうリスクがあります」と書きました。

間違った知識で練習を臨んだ場合も同じです。むしろ、危険だと言えます。
・・・ですので、正しい知識を身につけて正しい方法で練習を行いましょうね♪

・・・ではでは、リップロールの目的の話に戻りましょう。

リップロールの目的 1

「首の外側の筋肉に頼らずに発声を行えるようにする。」

これはボクが行っているレッスンの目標になる大きなものなんですが、これは特に初心者にとっては難関になります。
(ボク自身もまだまだ練習の余地はあります。^^;)

なぜなら今まで首の外側の筋肉に頼って発声をしていたのに、それを切り離そうとすると単純に力が足りなくなります。
ですので、声帯の力だけで抑えられない息の圧力を唇でも支えてあげているのです。

唇はリップロールをしている時、息を止めて息を出してという運動をすばやく行っています。この「息を止めて」という瞬間に圧力を唇で支えているんです!

面白いですよね!

最初の質問で「息を強く出すための練習」と答えてしまった方!
強い息を声帯にぶつけるのは、最も喉を痛めるので、改めてくださいね。

この話はいずれ、高い声の出し方をお話する時にお話しましょう。

では、次。

リップロールの目的 2


「声帯の血流を良くする」

みなさんが朝起きて間もない時は声帯の血管は収縮して血流もよくない状態にあります。

そのため、「歌を歌う」と言う声帯にとっての激しい運動を行おうとすると声がひっくり返ってしまったりするんです。

・・・で、このリップロールを行う事により声帯の血流を劇的によくする事ができるんです!
ちなみに英語ではvasodilation、(血管拡張)と言います。

「では、なぜそんな事がリップロールで出来るの?」と思ったアナタ!いい質問です。(^_^)v

先ほど、「唇はリップロールをしている時、息を止めて息を出してという運動をすばやく行っています。
「息を止めて」という瞬間に圧力を唇で支えている。」とお話しましたね。
唇が息の流れを止めた瞬間、それは声帯の上側へのゆるやかな圧力になります。
そしてみなさんはもちろん、息を吐きながらリップロールを行っているので、「肺から吹き上がる息の圧力」と、「唇を止めた瞬間に出来る圧力」で声帯を上下からサンドイッチにしてマッサージをしているんです!

体の部位に関わらずマッサージは体の血の流れをよくする事はみなさんご存知の通りです。
もちろん喉に指を突っ込んでマッサージをするなんて真似は出来ないですけど、リップロールを使えば、みなさんにとって手軽で最も効果的なウォーミングアップになるんですよ!

どうですか!?こんな面白いアクションを実はリップロールでは行われているんです!
さらに面白いですよね!?

はい!今日のレッスンはどうでしたか?
みなさんにとってとても興味深い内容だったんではないでしょうか?
ボクはこの事実をボクの先生から聞いた時、目からウロコでした!

では、次回はこのリップロールの正しい使い方をお教えしましょう!
ただ息を吹くだけじゃないんですよっ。(^_=)☆

それでは今日のレッスンはこの辺でまた明日?明後日!?(笑)のレッスンでお会いしましょう!(^_^)v

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posted by ヒロキ at 01:06 | Comment(3) | TrackBack(0) | ボイトレ質問コーナー
この記事へのコメント
リップロールがウォームアップに良いとされる理由と原理に驚きでした!まさに目からウロコですね…!

てっきり息を必要最低限の適量に抑えて声帯のジップアップを喉に覚えさせる訓練だと思ってました(笑)
Posted by RYOF at 2008年03月03日 13:16
書きこみありがとう!
うんうん。それも正しいですよ!ジップアップを起こさせるには、特に最初は極端な圧力は声帯に当てるとうまくいかないですものね。

ジップアップのことは書きだすとかなり長くなっちゃうので割愛しました、が、近々また書きましょう。^^
Posted by ひろき@ at 2008年03月04日 09:29
はじめまして。桜田さんのブログを読ませていただいて、色んなことが明らかになっています。自分の中でだけですが。

そこで一つ、気づいたのですが、リップロールでの高音はヘッドボイスになっていることが多いとありましたが、自分の場合は高くなるとすごく小さい裏声のようになってしまい、極端に小さく聞こえてきます。

これはファルセットになっているのだと思いますが、これを低音と同じような音量にするにはどうしたらいいのでしょうか?
Posted by mizuki at 2009年05月15日 16:40
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