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2011年10月29日

音楽性について

非常に興味深い質問をいただいたので、良い機会ですので、お答えします。
ちなみにこちらを下さったのは、僕の生徒さんらしいです。

Q スケールやカラオケ音源での練習はうまくならないのですか?

A 僕の生徒だったら、僕たちが何を取り組んでいるか理解しているでしょう。

まさにこの一言につきるのですが、具体的にお伝えしましょう。

僕の行うボーカルテクニックでは、スケールのチョイス、母音、子音、スケールが上昇か下降か、またどのような声色で歌うか、一つ一つ理由があります。
もし「?」と思ったらレッスン中に質問してみて下さい。
一つ一つのチョイスに理由がある事に気付くでしょう。

僕たちは声の機能を上げるために「ボーカルテクニック」を学ぶのです。
そしてそれを使ってどのように音楽や歌詞をリスナーに伝えていくのかを考えるのかが、「スタイル」と言われるものです。
しかし、スタイルはある意味ではボーカルテクニックを妥協させる事、ねじ曲げる事なので、ここに到達するまで相当ボーカルテクニックはソリッドなものになっている必要があります。
うちのスタジオでは大体2〜3割程度くらいでしょうか。このプロセスに重きを置いて行っているクライアントさんは。
それくらいボーカルテクニックは奥深いものなのです。


では、それ以外に学ぶべき事はないのですか?
と言う質問があるとして、レッスンスタジオや家で練習することのみが、あなたの音楽への取り組みだとしたら、あなたのミュージシャンとしての未来は大きく限られるでしょう。

人と一緒に演奏し、人とコミュニケーションを取り、時には喧嘩をして音楽をやり合うは、ミュージシャンとして、アーティストとして「絶対に」行わなくてはいけない事だと思います。
これらが犠牲になってしまった背景にはコンピュータ音楽やカラオケの利便性があると思います。
このプロセスを飛ばしてしまうために、「自分が歌いさえすればいい。」「バックの演奏なんて気にしない」と言う身勝手な考え方を生み出してしまうのかもしれません。
コミュニケーションは音楽の中では本当に大事です。
バンドのメンバー、オーディエンス、スタッフ全て心が通った人です。

もちろん練習のたびにミュージシャンをスタジオで揃えるわけにはいかないので、この利便性は時にはとても重要にはなってきますが。
若い世代の子達をリハーサルに連れて行き、バンドと合わせる事をさせると、ろくにコミュニケーションも取り合えない事に驚く事もあります。
つまりはミュージカリティ(音楽性)はボーカルテクニックと同等かそれ以上に大切な事だと思います。

スタジオでのショウケースはライブでは最低1曲は、他のミュージシャンと演奏するようにと義務づけるようにしたのも、この背景からです。

とある人物はエリックマーティンを引き合いに出していましたが、
エリックマーティンは年々、高音を避けるようになっているのをご存じですか?
誤解して欲しくないのですが、僕はエリックマーティンの大ファンです。
素晴らしい音色の声に素晴らしい音楽を合わせ、魂をふるわせる音楽を歌っています。
才能は否定のしようがないアーティストでしょう。

しかしこんなに素晴らしいアーティストが、あえて言うなら、「たかだかボーカルテクニック」が足りないために自分の音域を犠牲にし、昔、もっともっと多くの魂を振るわせる声を犠牲にしていてはもったいのではないでしょうか?

ですので、僕の答えは、ボーカルテクニックも大事、音楽性も大事。と言う事です。
僕はレッスンで、これらの全てがカバーできるなんて考えていないですし、そのようには考えて欲しくないです。
音楽性を育てたいのなら、曲を書き、詞をを書き、人と一緒に演奏することを覚え、人前で演奏する事を覚えて下さい。


これが僕の今レッスンに来てくれている子達へのメッセージでもあります。

がんばれみんな!



posted by ヒロキ at 00:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | ヴォーカル・コラム
この記事へのコメント
桜田先生の真摯なメッセージ、こころにグサッと突き刺さりました。
自分はやはり今のままではいけないんだと痛感しました。
桜田先生!!!僕は頑張ります!!!
Posted by オーランド at 2011年10月30日 10:33
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