桜田ヒロキ ヴォーカルスタジオのメルマガ登録はこちら♪
E-Mail ※

2008年06月13日

「口を大きく開けて歌って!」って正しいの!? パート2

image2_mic.jpg

「高い声で口を横に開くのは間違い」とのQ&A後の質問で、)

Q: では、口は開いてはいけないと言う事ですか?
TVなどで見る歌手はみんな大きな口を開けていますよね?


A: 「口を開ける」のは基本的には顎を落とす事だと理解していただければと思います。


よい質問をありがとうございます!

歌を歌うのには、大きな音量や声の太さを必要とされる事も多くあります。

では大きな声はどのように作るのでしょうか?
こんな式を考えてみました。

声の音量 = 喉頭原音 × 共鳴腔の大きさ

※ちなみに喉頭原音の音量は、
声帯を閉じる力 × 肺から供給する息の量(スピード)
になると思います。

余談ですが、声帯を閉じる力は声帯で作るものはありません。
声帯の周りにある周辺筋(特に輪状甲状筋による力が強く働いていると言われています。


では共鳴腔(ヴォーカルトラック)の大きさはどのようにコントロールしましょうか。


みなさんが意識的に出来るのは、
1 歌う時に喉を上げない事
(喉頭が上がると声帯も一緒に持ち上がるので、共鳴腔との幅が減ってしまいます)

2 口を大きく開ける事
になります。

そこで
「桜田!言ってる事がちげーじゃねーか!ちっ(怒った顔)
とおっしゃる方もいると思いますが・・・まぁまぁ、落ち着いて下さい。(笑)

では、口腔内の容積を稼ぐために口を大きく開く必要はないですよね?
顎を下の方向に落とすだけで済むだけの話です。

ですので、結論からすると、

・口角(口の横です)は通常みなさんが会話しているのと同じくらいの広さ。

・顎は音域や求める音色、音量によってはみなさんが会話するのよりはだいぶ大きな下に落とす。

と、言うところだと思います。

明るい音色を手っ取り早く作るために
「口角を持ち上げて笑う時の口で!」
と、おっしゃる先生もいますが、

ボクには高音の周波数が極端に持ち上がりすぎて、うるさく聴こえます。(--;
そして何より、それは喉頭をもちあげ疲労の原因になり、長い時間歌う事は難しくなってしまいます。

なのでボクは、
「口を横に開いて!」
と言う教育はしていません。

たまにクライアントさんから
「歌っているときって笑顔作っちゃダメなの!?」
って聞かれますが・・・

ボクは
「笑顔は口で作るものじゃなくて目で作るものだと思いますよ。」
と、伝えています。


Sakuraさん。
こんな感じで良いでしょうか?(笑)

ちなみに、ボクが教育している経験では日本人の特に女性はアメリカ人の女性に比べると口をあまり開けない傾向があるように感じています。
下手をしたら、「しゃべっている時の方が大きく開いているのでは!?」と言う方も中にはいます。(^^;

最後にTVで歌っている歌手を見る時に、ミックスという観点で「この歌手は良いミックスなのかどうか?」はよく聴いて判断しなくてはいけませんね。




ブログランキングに参加しています。
桜田ヒロキの執筆作業のモチベーションアップのためにぜひ1クリック投票してください♪
この記事が参考になった!と思ったらぜひよろしくお願いします。blog Ranking

John Hennyのオンライン・ボイトレののページはこちらからどうぞ!

ボイトレ質問集を全て読む

レッスンの詳細は桜田ヒロキヴォーカルスタジオをご覧ください。



posted by ヒロキ at 16:49 | Comment(5) | TrackBack(0) | ボイトレ質問コーナー
この記事へのコメント
記事にしていただいて
ありがとうございます!

たとえ発声がうまいと感じたアーティストが
口を大きく開けていても
本当の良し悪しを見極めなければなのですね

口角は広げず顎を落とす
アンド笑顔は目で♪

鏡を見てやってみます!

ありがとうございました☆
Posted by Sakura at 2008年06月13日 19:31
桜田先生、初めまして。無礼ながら質問させてください。呼気は意識するべきなんでしょうか。僕は呼気は一切意識せずに、声を出すことだけを考えて歌っています。でもそうするとどうしても声が詰まってしまいます。でもセスリグス先生の教則本にも呼吸は意識してはならないという記述があります。桜田先生もこのサイトの中で、呼気に関しては特別存じてないように思います。ところが最近ジョン先生のオンラインヴォイトレの呼吸の項目を読んで、少し考え方を変えてみて声を出すのではなく、声帯を微妙な力加減で閉じて、そこに声帯の働きを妨げない程度の息を意識的に吐き、声帯を振動させてあげるようにしてみました。すると詰まりが取れ、楽に声がでました。しかしこれが正しい方法なのかわかりません。呼気は意識するものなのかどうかご教授ください。長々とすいませんでした・・・
Posted by オーランド at 2008年06月16日 19:02
始めまして。
一応、呼吸については以下に書いています。
http://vocallesson.seesaa.net/article/86916085.html

呼気なしでは声を出す事はできません。
ですので、どの程度の分量を声帯に送るのかどうかは吟味する必要はあるかと思います。
逆の言い方をすると声帯を閉鎖させておく力がどのくらいあるのかどうかを知り、それに見合った息の量を供給する必要があります。

呼吸に限らず、歌は最初学ぶ時は相当、頭を使うと思います。
そして体がそれを覚えてくると考えずとも、まるで勝手に体が勝手にコントロールしてくれるようになると思います。
そこまでは、十分練習をしてその運動を体に覚えこませておく必要はありますよね。^^


Posted by ひろき@ at 2008年07月10日 17:28
桜田先生、お答えありがとうございます。セスリグス先生公認のトレーナーのお言葉がいただけるなんて・・・ほんとにうれしいです。
Posted by オーランド at 2008年07月20日 23:45
いえいえ。
ボクも勉強中の身で間違っている事もあるかもしれません。
お互いがんばっていきましょうね!
Posted by ひろき@ at 2008年07月22日 00:31
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。